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執筆者の写真村上晴彦

八幡山 ワーサルシアター



 毎度のことながら、写真じゃよくわからないですね。階段下りたところにワーサルシアターはある。超駅チカです。知らなかったけど、「はちまんやま」と読むのが正式らしい。駅は京王線だが、超ギリギリで劇場は杉並区にある模様。杉並ならいいだろ、くらいの軽いノリで予約入れたのですが、いざ行くとなると結構遠いじゃん。普段遠いからって避けてる下北よか遠いんでないか、と愕然。それでもまあ乗り換え新宿三丁目で一回だから楽かな、と思ったんですけどねー、

新宿三丁目で都営新宿線に乗り、新宿で乗り換え、さらに京王線に乗り換えて笹塚で乗り換え、結果最初に来たのは準特急という電車で、八幡山停まらない。結局千歳烏山まで行って一駅戻り世田谷文学館のある芦花公園に至るという乗り換え祭り。

その度に炎天下のホームに立つていたらく。都営新宿線と京王線の直通運転めんどうじゃないか。これに比べると、うちの有楽町線副都心線は、いつもめんどくさ、とか思ってたけどよくできてるんだなあと感心しました。

ロケーションは良し。でも中入ってみると劇場自体はそう広くない。お値段からすると、ちょっと高めかな。京王線沿線だからかな…?

 ここで観たのは、劇団天動虫さんの『The Show Must Go ON!』です。「てんどうむし」ではなくて、「てんとうむし」が正式らしい。例によってタイトルと劇場だけ見て予約したのですが、横文字のタイトルなのにエントランスは着物着た団員さん(役者さん?)による縁日状態で、実は和風でしたわ。出雲阿国、観世流能楽師、市川團十郎などなど、このネタである必要があるのか、というところはちょい疑問だったり、群像劇ということでして、誰目線で見たら良いかわかりにくい面はありますが、ノンストップで最後まで、テンポよく展開してて、最初に思ったほど長くは感じなくて良かったです。

普段そういうことはあまりないのですが、演出者協会の招待で行ったら、演出の帆足知子さんが、わざわざ挨拶に出てきてくれました。ご丁寧にどうもありがとうございます。

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