夜の早稲田に,東西線に乗ってやってきました。白く巨大な光の壁。夜になるとこうなるんですね、早稲田大学学生会館は。中はたくさんの部屋があるのですが、その一角にちょっとした小劇場と行ってもよい部屋があります。早稲田大学のへちま✕劇団てあとる50さんの45期新人企画公演『WHATEVER?』を観に行ってきました。最近の傾向として、作・演出の池神氏とSNSでちょっとしたご縁があったからです。学内での公演ということで料金は¥0(カンパ制)ですし。
お笑い芸人を目指しているコンビのテンション高め漫才から入るこの舞台、学生さんらしく勢いみたいのは感じました。女優さん含めてみんながみんな三尺ほどの段差を元気に飛び降りる。実は父と子のやりたいことに関する思い。そういう意味ではわかりやすくて良い。
ただ、むらかみの性分として一時間半はちょっと長いなぁ。とにかく色々種をまいたはいいんだけど、ラストまとめに入るのが時間的に結構ギリに思えて、そこだけ語りメインになってテイストが変わりますし。
いろんな劇団の方が出てらっしゃるからか、新人企画だからか、演技もそうなんだけど、いろいろちょっと統一感というか、二分された世界の表現という点では曖昧さがあるかな、という感じはしました。本筋とはあまり関係ないけど、便器持ってたパジャマの女性が何物なんだー?てのがそれはとっても個人的に気になった。
学生さんですし、初めての作・演出ということですし、料金も¥0だし、それはそれで、これからも頑張って欲しいなと思った。