前から気になってて、一度行ってみたかった劇場でして、今回ようやく観劇の運びとなりました。小劇場によくある、外からはわかりにくい外構え。軽い目眩を感じながら赤い螺旋階段ぐるぐる降りる。そこには結構な異世界が広がっていましたとさ。思ったよか広い。壁一面本棚。本で埋めつくされている。あれどうしたんだろ。手書きかな?コピーかな?いずれにしても結構な手間だったのではと感心する。
劇団tea partyさんの、『鏡の国のチョコミルクレープ』という舞台を観てきました。学生料金で、¥1500は安い。放送大学さまさまですな。卒業公演と書いてあるから、学生さんなのかしらん。役者さんみんな若いし。ちょっと怪しい前説を経て、主人公がいきなりのリスカ、そしてダンスパートと続く幕開けは良かったんだと思う。ひとたびティパーティが始まるや、あとほぼ終幕までその流れで、いうあたりは展開といい、ちょいとできすぎた印象は感じましたかね。アリスの世界というのは、よく取り上げられるモチーフなので難しい。とは、個人的に思う。
自死ではないけど、今、虐待死のニュースで世間は騒がしい。一体、親子とその周辺で何があったのかと。子供を救うことができなかったのかと。 「死人に口なし」当人は事情を語ることなどない故に、懸命に真実を掘り起こそうとする。将来への教訓とするためもあろうが、ただ、素朴にわからないだけに気になるのですよ、きっと。