リーディングで生涯学習センターへ行った時にそこでポスターを見た。そこは不勉強でもあるのですが、「牧野記念庭園」「新国劇」「池波正太郎」この三つの組み合わせが何だか新鮮に感じられて、見に行ってみることにしました。
練馬区が生んだ植物学者の牧野富太郎先生の生涯を描いた舞台が、『国定忠治』などの剣劇で知られた新国劇で上演されていた。本を書いたのは、時代小説で有名な池波正太郎氏という
のがこれまた楽しいじゃありませんか。
久しぶりに赴いた庭園はだいぶ様変わりしていまして、建物も綺麗になっており、書斎は上屋がついてきちんと保存されている。
場面毎に、舞台の写真とあらすじ、そして台本の抜粋というパネルを組み合わせた展示は、オーソドクスでわかりやすかった。そんなに広くはないのですけど。
当時としてはもちろん、それなりの必然性があったのだろうと推測する。舞台というのは、いろんな人間が関わるものであり、意外と思える組み合わせが意外な面白さを生むのではないかとあらためて思った。チャンバラと植物学者、だからそれもまたアリなのだ。
冬のさなか、庭園は木の幹といくばくかの緑に彩られていた。折々の花が咲くのを眺めに、また訪れてみるのもいいかなと思った。