年の瀬にもなってようやく、というか何というか、下北沢です。とっても久しぶりです。練馬区民には遠いイメージがあって、行きたいけど行くにはかなりの決意を要する。気がつくと、行ったことない劇場も増えてまして、今回は「劇」小劇場にネコ脱出さんの『てっぱんねた』を観に行って来ました。その経緯は省略。また今度書く。行くと決めたはいいが、一日勘違いしていて、余裕持って行けるはずの日じゃなかった!なので、翌日の移動めんどくさいから、開き直ってホテルに一泊することに。ちょっとしたぷち旅行です。
細長い建物の一階はロビーで、階段登って劇場に至る。中は舞台装置も含めて木の素材感あふれる落ち着いた空間でした。でも、何でも車椅子のお客様が見えられるとのことで、スタッフさんたちが車椅子かついで(たぶん)階段登っていた。バリアフリーとはほど遠いんだなぁ、小劇場って(しょうがないとは思うけど)。ご苦労さまです。
「人情」というか、「笑い」というか、そういう言葉でくくるのは簡単かも知れない。そこはさておき、戦後すぐから昭和末(そして平成へ)へと至るこの舞台を観て、改めて時代が移っても変わらないものって何なんだろう?とふと思った。そこも曖昧な言い方だけど、自分なりに昔を振り返りながら、でも将来の演劇って、興業としてはこういう方向性なのかな、という新しさも同時に見た気がします。