久しぶりに、大塚萬劇場に行ってきました。こんなに劇場まで下る階段長かったかな?と思いながら何度も折り返し、劇場に入る。当然タッパも高くて立派ですねー。
劇団鋼鉄村松さんの『人造カノジョ』観てきました。作者さんが「バブル」と名乗るだけあってか、どことなく昔懐かしいその頃の小劇場演劇を観た思い。なので、スタイルは展開早くてノンストップ。照明も何となくこっち向いた灯体が多い。無駄ゼリフもいっぱいあるけど。それでいて、「AIが進化の果てに人間を超えるかも?」という現代的なテーマを扱ってて、好みの分かれるところかも知れませんけどね、個人的には好きです。
開幕と終幕がシンプルで、ラスト整列して一礼のみで即暗転~客電、という流れも、今時の舞台は前説やら終わりの挨拶長いなーと感じることの多い昨今、潔くて素敵でした。
いっこ前に観た、燐光群さんと絡むんですけど、「10本の指は同じ長さではない」世の中いろんな人がいて面白い、と思うんで、自分の好みを学習してその通りに振る舞う人工生命体が仮に存在したとしても、それはそれでなんかつまらん、と思うんじゃないかなぁ。何でも言う通りにしてくれる彼女よか、10回に2、3回は「やだ!」という方が面白い。でも、実物見たことないからわからないですね。