劇場四つあるから、別のにしときゃいいんだろうけど、ポケットスクエアの中、またも劇場MOMOに行ってきました。素朴に、案内をいただいて無料だったからなんですけど。劇団スタンドバイさんの『愛情の愛と書いて…』という舞台を、職場の同僚と一緒に観てきました。
元々、ここがひいきとかなくて、劇場も演目も色々観ようと思っているので、一年のうちにおんなじ劇団の公演をおんなじ劇場で観ることもないかな、と思いました。個人的には前作の方がいろんな要素ひっくるめて好きです。
最近、若い劇団の公演とか、学校演劇を観ていて、何と申しますか、戯曲におけるバックボーンの曖昧さ、みたいのなのを感じることがありまして、
今、自分のリーディング会でも昔の戯曲を読んでいますが、古典が見直される風潮がその対極としてあるのかなと。
ここは、ある部分、かつての(小劇場時代とでも申しましょうか)芝居の良さみたいなのを残している部分があって、それは同時代に演劇やってた人間として共感できるのです。どっちがいいとかわかりませんよ。今回は、いろんな時代の移り変わりがあって、今の演劇があって、そことは違う負の部分みたいのをちょっと感じてしまいまして、そこが残念といえば残念です。30年続けているという姿勢には素直に敬意を表したいです。だから、これからも頑張ってほしい。