だいぶ久しぶりに来ました。元々、あまり電車に乗らない生活をしているし、一区間とはいえ、山手線に乗るのがいつぶりか思い出せないくらいです。で、大塚に来てみたら、見知った風景もありながら、駅前が大きく様変わりしていて、時の流れを感じました。
萬劇場は、感染症対策を徹底しているというニュース映像などで目にしてましたが、コロナ以降に中入るのはそんなわけで初めてです。入口脇に手洗い場がしつらえてあったり、客席間にビニールの仕切りが設けられていたりと、ほんとご苦労さまですと言いたいです。実はそれとは別にちょっと思ったことあるんですが、それについてはまあおいおい。
そんなわけで、お値段についてはさもありなんな¥4000です。劇団虚幻癖さんの『虚空の花』観に行ってきました。こちらの劇団は初めて。たまたま出演者の一人であるmanegoさんから案内を頂いたもので。高低差のたくさんある舞台。またも出演者多いなぁ。で、最近観たゴールデンタイムさんがちとよぎる。雰囲気としては中世ヨーロッパ風な感じで、一瞬「ルルドの奇跡」思い出す。でももうちょっと内向きと申しますか、閉じた世界と申しますか、ダークな世界観だった。いろいろ好みの分かれるところは有るのかも知れない。表面上は、架空の島に対立する三つの部族、そしてどこにも属さない人間、とまあ、人間同士の葛藤とか争いとかを描いているみたいにちょっと見えて、実際はもう少し哲学的というか、人間存在に疑問を投げかけているようで、はるかな時の流れの中で、自分は今どこにいるんだろう、とかそんなこと考えながら観てました。
Comments