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執筆者の写真村上晴彦

中野 ワニズホール


 緊急事態宣言はまたも延長が決まった。まだまだ芝居やるのも大変な日々が続くなあと思いつつ先週に続いての観劇です。たまたま、知り合いのおしうみさんからお誘いをいただいたもので。「しむじゃっくの楽しい1ヶ月」と題して計四本を連続上演する企画の一角です。この時期にこういう長期間の企画はやりづらいだろうなと思いつつ、やはり日程の変更などはあったらしい。

 こっちの方来るの久しぶりだなぁ。中野まで仕事で通っていた時から、もう二年以上経つのか。プライベートでも今あまり練馬から出ないのでいろいろ懐かしい。

 「神話のつくりかた」という作品。いや、「アイドル神話のつくりかた」なのか?神話と書いて「アイドル」と読ますのか?そこのところはどれが正解かはわからないです。例によって、事前情報とかあまり入れない性質なので、タイトルだけ見て勝手にもうちょっと軽いかゆるいか、そういうのを想像してたのですが、一人のアイドルのナゾの死を巡る関係者たちの物語。もちろん全貌を知るよしもないが、アイドルという虚像に対する実像のギャップというのは多かれ少なかれ存在して、それに悩む者もいるのだろう。だったらやめればいいじゃん、とそう簡単にいかないところがアイドル業の魅力というか魔力というか、きっとそういうものなんだろう。

 登場人物それぞれに事情を抱えていて、それが一つ一つ明かされて、でも最後決して全てが明かされるというわけではない暗示的なラスト。そんなに引っ張ることもなく、一時間くらいで終わるというのも個人的にはよいし、今の時代には合ってるのかなと思った。

 そして、来週もまた知人の舞台を観に行く、予定です。

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