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執筆者の写真村上晴彦

江古田 兎亭



 5月前半は、珍しく映画ばかり見ていた気がする。すでに三本。一年分かそれ以上と言ってもいいくらい。珍しいことだ。でも次6月には「ククルス・ドアンの島」たぶん見るだろうなぁ。そんなわけで久しぶりの劇場です。しかも平日夜。今の仕事になってから移動ルートの関係で夜の芝居ちょっと見づらい。兎亭さんは近い上に開演が19:30ということでちょうど良かろうと行くことにしたんです。

 タイトルが『SAMP!』です。SMAPではない。「Short.Act.Master.Pieces!」となってまして、要は短編の連続上演企画です。全部で五本あって、うち一回につき三本が上演されるというものです。何度か行くのはしんどいのでとりあえず青山誠司氏と神野剛志氏が出演するものを見られるパターンを選択したらこの日になりました。劇場に行ったら空いてた先のその先にmanego氏がいて、彼女は五本全部見るとおっしゃっていました。えらいです。

 最近は短編の上演というのは結構あちらこちらで行われるご時世で、コロナの影響であったりとか、YouTubeなどの配信がやりやすいとか色々理由があるのだろう。Z世代は時短のためにドラマなんかを早回しで見る人も多い、なんてニュースをこないだやってましたっけ。むらかみのように5分とか10分とかもっと短いのとか、始めたころはあまりなかったんですけどね。これも時代の変化なのだろうか。

 設定と人物が同じミステリーが二本に、あと一本違うおはなし。一口に短編と言っても、舞台のくくりでいうと、大体一時間くらいまでは短編というので、いろいろあるけど、今回のは一時間とはいかないまでもちょっと長めな感じ。一本一本にそれなりの尺がありながら、でももうちょいとじっくり見せてもいいのかも知れないなとの印象はもちました。これだけのものを五本いちどきにやるというのは、なかなか大変だろうなというのが正直な感想。複数本に出る方であればあるほどそうなるなあ、そらそうだよな、気をつけないとなと自分のことも振り返りながら思った。

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