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執筆者の写真村上晴彦

九段下 GEKIBA


 タイヤビルです。ここの五階に、演奏舞台さんのアトリエであるGEKIBAはあります。案内を頂いたもので、一年ぶりくらいに訪れてみました。web予約を入れようとしたところ、14:00-16:00みたくなってて、最初わかんなくて14:00の部と16:00の部があるのかと思ったが、クリックできないので、これは実は14:00から16:00という一公演のことなんだなと思う。二時間かぁ、長いなー。でも劇場内の表示では約1時間30分てなっていた。だいぶ気が楽になりました。逆はきついけど。

 今回は寺山修司氏の『白夜』です。最近寺山作品の上演が結構あるような気がする。没後40年とかってアニバーサリーのせいかしら。こないだ新聞でも特集記事組まれてたっけ。改めてパンフとか見ると、演奏舞台さんがこの作品を取り上げるのはこれが最初ではないらしく、素朴に時流に乗ってというわけでもないらしい。生演奏生歌はこの劇団の一つ売りで、それはいいなと思った。

 『白夜』は初めてなんですけど、これが初期の作品だからか、演出だからかはよくわからないけど、わりかしストレートな舞台だったなという印象でした。なんか、サスペンス劇場というか、最後に杉下右京出てきて真相を暴いてくれそうというか、個人的にはそんな感じで見てました。すでに伝説的な方なので、扱う人の分だけその解釈があるんだと言ってよくて、だから、どんな表現になってもそれはそれでいいんだと思う。個人的には、氏の取り上げてきた矛盾であったり対立であったりが、現代で形を変えてまた表面化しつつあるのかな、という気はちょっとする。

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