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執筆者の写真村上晴彦

戸塚地域センター


 コロナだったり、猛暑だったりで、八月は芝居まだ見に行ってない。今回は、高田馬場にある、戸塚地域センターです。これは屋上庭園。今日はこちらに、小林志郎氏の演劇教育研究ゼミかな、鶴屋の会、どっちかな?の公開稽古を見に行ってきました。前回の歌舞伎リーディングはお手伝いをしてましたが、今回はただの客です。

 内容としては、「滑舌のための50音」という練習プログラムと、「じす・いず・ざ・リル・すぴーきんぐ」というお芝居です。まあ、練習プログラムを公開でやるというのも本来見せるためのものでないので、人前でやるのも度胸必要だな、と思う。お芝居は、一般にはそんな馴染みがない演目かも知れないけど、OFF OFFブロードウェイの古典とされるランフォード・ウィルソンによる戯曲です。俺が知ったの学生時代だから、古典と称されるんだー。みたいな感じです。場所も時間も役もあっちこっち飛ぶので、演じる側は結構大変なんですけど、これ。結構ご年配の方中心ながら、だから客の立場からすると難しさ感じるところありながら、やってる方は必死で頑張ってるなと感じました。音も道具もある程度加えて、今回は公開稽古ということだったので、で、次、本番を目指しているのだろうか、と聞いてみたら、これはこれでおしまいで、次はまた鶴屋南北のリーディングに移っていくのだと。これはそのためのステップというかトレーニングみたいな位置づけらしいです。

 歌舞伎の演目やるためのステップとしてやるって、まあ、そのあたりが氏らしい発想なのかなと思いました。


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