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執筆者の写真村上晴彦

池袋 東京芸術劇場


 ほんとはこれ見る予定じゃなかったんですけどねー、急遽検索して探したところチケットとれたので入ったのがここ、東京芸術劇場です。パラドックス定数さんの『プライベート・ジョーク』観に行ってきました。聞いたことはあったんだけど観るのは初めてでした。席数絞ってはいるけど、それなりにお客さん入っている。ここはとりあえず椅子が比較的ゆったりなのでよい。劇団名からして、ちょっと難しい、あるいはシュールなのを想像してはいましたが、そこまで難解というほどではなかった気がする。比較的ストレートではありつつ割とゆるめなのかな、と思った。だからクスリと笑いが起こる。このへんがプライベート・ジョークということなのか? ジョークというのは基本的に誰かに向けられて成立するものなので、そこいらへんのパラドキシカルなタイトリングがこの劇団らしさということなのだろうか、とちょっと考えてみる。

 最後までこういう感じで行くのかなと思ってるとそうでもないところもありで、こういうのははまると面白い。けど、バランスは難しいなぁ、と思う。比較的若めに見える男優さん五人という構成だけど、そこに年齢差とかあるといいんじゃないか、とは思ったかしら。ナゾはそれなりに残しつつ終幕するので、それぞれにモデルがいるんじゃなかろうか、とか、きっともっともっとよく観ると、いろんなことが見えてくるんじゃなかろうか、だから、もっかい観たらもっと面白いのかな、と思った。


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