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執筆者の写真村上晴彦

新宿 シアターミラクル


 結構行ってるイメージなんですけど、実際は去年一回くらいしか行ってないぽいシアターミラクルです。なんかいつも夜行ってるイメージがある。ビルの4階。feblabo✕シアターミラクルプロデュース『十二人の怒れる男』観に行ってきました。大体行くたんびにレイアウトが違う勝手なイメージあるのですが、今回は、三方から観客が見まわすスタイル。中央にテーブル。そこをメインに十二人の陪審員たちが議論するので、内向きになりがちなところを、そのへんは計算して作っている印象。音なし灯りの変化も(たぶん)ほぼなしの二時間ということで、それなりに覚悟はして行ったんですけどね、そこは流石に名作というべきか、そんな中でも結構見応えあった。役者さんたちはたぶんそこそこ若いけど皆さん頑張っている。役柄とか背景とか考えると、更に深みがあっていいのかもな、というのはむらかみのような年寄りの意見ですよ。陪審員制度とか詳しくないから何とも言えないけど、訴訟の国アメリカみたいなものを感じた。たぶんね、当時のアメリカ社会の状況とか個々のバックボーンとか見えてきたらもっと面白いんだろうな、とは思いましたが、さすがに名作は名作というものをシンプルなだけに際立つという印象でした。


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