最近雨多いなー、スカッと晴れてくれないかな。
芝居を打つにあたって、まず打ちたい演目があってそれに合わせて出演者を探すか、出演可能な人材に合わせて演目を決めるのかとかいろいろ考え方はあろうが、むらかみの場合はそんな恵まれてるわけでもないので、後者であることがわりかし多い。実は今、ちょいと打ちたい演目を一本あっためていて、ちょうどいい女優さんいないかな、とか思ってはいるのだが、それはさておき、今回の舞台はどうだったんでしょうか。
ちょうど出演者である皐乃芽唯さんから案内を頂いたもので、劇譚華羽織さんの「Sage Bullet」見に行ってきました。阿佐ヶ谷です。とりあえず降ってはいなかったので例によって自転車で向かうことにする。練馬区長選挙と重なっていたので投票してからあちこち寄り道しながら行きました。
「sage」というのは、まじめに調べてみると「賢い」とかいう意味だそうで、賢者の石をこめた弾丸のことかしら。この賢者の石を争奪する闘いなんかを描いたダークファンタジー的なおはなしです。たぶんデフォルトではないと思うんだけど、ムービングヘッドなどふんだんに使った照明も進行も2.5次元的な華やかさがあります。幕明けもラストは割とシンプルに音声のみという潔さは前説あんま好きでないむらかみ的にはけっこう好き。
閉ざされた街、取り残された(?)子供たちという環境は、意図したものかそうでもないのか、ロシア軍に包囲されたウクライナの街に取り残された子供たちなんかを想起させてなんだかとっても不憫な感じがした。いつの時代も、割を食うのは弱い者たちなのか。
休憩はさんで二時間くらいというのはそんなに長く感じなくてそれはそれで良いのですが、こういうファンタジー的世界観はその設定はどうしてもその構築に手間がかかるというのはあると思う。だから、この前段が本来もっと描かれても良かったのかしらとは思いました。次につづく的なラストも含めると、三部作の真ん中とか、つづき物の第二話くらいの感覚で見ておりました。さあこの続きというのはまた作られるのでしょうかねえ。
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