いつぶりなんでしょうね、ここ。そもそも下北沢がいつぶりだろう。滅多に訪れないところではありますが、今回久しぶりにやってきましたら、地元のお祭りと重なっていたもよう。新しい生き方を提案されたのでそれを試してみる。乗り換え一回のはずが、直通電車が少ないのか、やはり二回乗り換えでした。でも試してみるというのは良いことだ。
劇団天動虫さんの『天動虫版 ロミオとジュリエット せん宣託たく』というお芝居です。元はシェイクスピアのあまりに有名な作品です。女性ばかりなのかと思っていたら、男性の出演者もおりました。ロミオは女性で、でも、変化はそこよかも更にまた別のところにありました。こちらの劇団は何度か拝見しておりますが、最初に見た際には、よりエンタテインメント性の高い舞台を志向していたように記憶してまして、そこから考えると随分とメタな処理をするようになったんだなぁと思いました。それはその時々で、最もやりたいと思える舞台を創れば良いと思うのです。自分にはよくわからないっところもありますが、女性ならではの視点というのがそこにあって、もしかしたら、昨今たまに伝えられる演出家システムの弊害(これは政治の世界もそうなのかも)みたいなものへのアンチテーゼ的な意図があるのだろうかと、いろいろ考えました。
ただ、原作があってそれがそれなり高い評価を得ているとなると、思い入れのある方もたぶんいるわけで、だからそこいらへんは見る側の趣味によるのかしらん、と思いました。
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