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執筆者の写真村上晴彦

すみだパークシアター倉


 久しぶりのすみだパークシアター倉です。ここに来るのは、桟敷童子さんの公演であることが多いです。今回は『阿呆ノ記』を観に来ました。指定席だから時間とかそんな気にしなくて良いのはありがたいです。一応、「五分前には着席」と知らされているので間に合うようには行きました。受付で名前を聞かれたけど、それよか早くチケットが用意されていた。そこにいたのは鈴木めぐみ氏でした。

 入ってみて一瞬デジャブぽい感覚、あれ、これ前に観たやつだろうかと思ったら新作公演と書いてありました。全部を見ているわけではないし、まだ公演は続いているので、詳細は観て確かめて欲しいし、内容はそんな掘り下げはしませんけど。

 どこまでが創作でどこまでが史実とか伝承に基づいたものなのかはよくわかりませんが、空間構成やら世界観は愚直なまでに劇団のスタイルを貫いている。このブレない姿勢が桟敷童子さん。しょっぱなから派手にアナログな仕掛け。こういうのはラストまで続きます。ある意味安心感がある。鈴木めぐみさんの役どころもこれまたいつも通りな感じです。で、ラストいろいろ気になることはありますがしつこくないのが個人的には好き。といっても2時間弱の舞台なので、十分見応えあります。練馬から近くはないので毎回ではないかもしれないけど、機会があればまた観ようと思います。

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