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執筆者の写真村上晴彦

大山 サブテレニアン

更新日:2021年6月21日


 大山は、けっこう縁があるところですけど、訪れるのは久しぶり。サブテレニアンも一年以上ぶり。最近、緊急事態宣言の期限のこともあってか、また知人などから舞台の案内を色々いただくようになってきたのですが、今回は珍しく、こりっちで検索です。昔からよく知ってる東京の大山と、仙台という組み合わせに興味がありまして、仙台シアターラボさんの『ペスト』見に行ってきました。仙台には縁があって一度だけ観劇に訪れたことがあるのですが、そちらはアクターズ仙台さんでした。

 元はカミュの小説で、コロナ禍で話題になったものですが、きちんと読んだことはない。でも見ていてカミュのペストはきっとこれとは違うんだろうな、とは思ったし、それはそれでよい。最初は、その身体表現とも相まって、けっこうシュールな世界なのかと思っていたけど、そうではなくて全力で体当たりで、絶叫もする男性四名による舞台でした。そこは感覚的とは言いながら、コロナだったり、震災だったり、色々と散りばめているので、たぶん、地元のお客とか、よく知ってるお客ならもっと笑いも起きたりするのかな、と思うのですけど、初見としては、もう少しシンプルであってくれた方が見やすいのかな、とは思いました。個人的には一時間弱とそんな長くないのはいい。

 あの尺で、サブテレニアンであのお値段というのは席数10でやらなければならないにしてもどうなのかしら、とは思いましたけど、わざわざ仙台から来ているのですから、そういうことも加味するとむしろ安いくらいなのかな。

 まあ、緊急事態宣言下であるこの時期に、はるばる仙台から東京まで来て芝居うつには、多大な苦労がきっとあったんだろうと勝手に感じまして、その心意気たるや大したもんだと思った。感染が終息して、そういう時が来たら、また仙台に観劇に行きたいと思った。

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