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執筆者の写真村上晴彦

池袋 スタジオ空洞


 うちの本番終わって二週間以上経過。そろそろいいでしょう、ということでまた芝居を見に行こうと思った。とりあえず近場で短めでお値段低めのものを探す。今でも検索してると、公演中止や延期の文字が多く見受けられる。池袋で、30分、¥2000と一番条件に合致した家のカギさんの『ENー境界との対話ー』観に行ってきました。

 ほんとはチャリで行くつもりだったが、天気が際どいのでガマンして電車で行くことにする。とっても久しぶりです。最寄り駅前にあったパチンコ屋はコンビニに変わっていた。池袋まで出て食事しようと思ったら、よく行ってたお店は閉店になってた。変わらない景色もあるけど、この数ヶ月でいろいろ変わったんだなと思う。これもコロナの影響か。

 中入ると三方壁際に間隔あけてパイプ椅子。ビデオカメラが三脚で設置されている。あとはたぶん素のスタジオそのままだ。登場するのは二人、静かな立ち上がり。ほぼ動かない。客席を向くこともほとんどない。一人は箱の中で姿すら見えない。そういう意味では野心的。そして、飛沫とか考えたら、このスタイルは今の時代に合っているんだろう。でも、せっかく劇場まで足を運んだのだから、見たかったのはこれじゃないんだよー、という思いもあった。

 おそらく舞台上で行われていることに対して、その前段がものすごく長くて壮大なので、切り取り方として良かったのか、との疑問は残る。個人的にはもっとディテールにこだわってもらった方が好みだし、いっそのことアクティングエリア全体アクリル板で囲ってもよいと思うくらい。たぶん入場時から徹底してやっていただいたら良かったんじゃないかな、とは思いました。あと、実際には30分で終わらなかったのはとても残念でした。こういうご時世なので、上演時間は守られたほうがいいとは思った。

 何にしろ、今、舞台公演を行うというのはなかなか大変なんで頑張って欲しいなとその心意気はよいと思う。だから、がんばってほしい。週一とまではいかないかもしれないが、またなんか探して芝居見に行きたい。


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