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執筆者の写真村上晴彦

練馬区生涯学習センター


 練馬区生涯学習センターは、外壁の工事中です。でも中はやってる。ちょうど日曜にドラマ=リーディングで行ったばかりですけど、今回はホールでの観劇です。劇団サムさん第七回公演を見に行ってきました。

 今また、新型コロナの感染者が急増している。そんな影響は、舞台にもあるようでして、こちらの公演も、本来四本立てのはずが、濃厚接触者が出たとのことで、一本は見送り、で、やむなく三本立てに直前で変更とのことでした。こういう状況は、早くなくなって欲しいものです。で、前売¥1000だった料金は、何とタダ。上演見送りとなったのは清水邦夫氏の名作『楽屋』。たぶんこれが一番長いんだろう。

 劇団サムさんは、中学校の演劇部を母体に生まれた劇団なもので、中学生の芝居が一本。『真夏の夜の夢』シェイクスピアのこれもよく知られた作品ですが、それを40分くらいに縮めて、中学生がやるから、色恋とかいろいろ難しさもあるんですけどね、一生懸命やっているな、という印象ですよ。あとの二本は、男三人の『ひがいしゃのかい』女三人の『ハムレット』なので、舞台広いし、ある程度人数いるっていうのはそれはそれでよい。中学生の舞台も合わせて、素直な芝居をするな、という印象です。もっと突き抜けてもいいのかもしれないけど、これはこれでよいかな。ただ、再三主催者によるアナウンスがあったのに、演目と演目の間の客席はちと騒がしいなと思いました。あんまり制限を受けるのは当然好きでないけど、今回の経緯を考えるなら、そこはもう少し厳重でも良かったかしら。

 まあ、全体で二時間ちょっとくらい、『楽屋』ぬきとは言え、これで¥1000でも別に普通なんじゃないか、とは思いました。

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