今年二回目の中板橋新生館。今まで考えたこともなかったけど、中板橋と中村橋は字面がよく似ていると初めて気づく。見た目の類似(まあ、元が人間ですからね)と本質的な差異を乗り越えて、人と吸血鬼は手を取り合うことができるのだろうか?劇団参画自由さんの『ブラッディハウス』観に行ってきました。このちょっと前に、出演者である皐乃芽唯さんと知り合ったからなんですけど。むらかみの観劇は大体こんなちょっとした縁に基づいていることが多い。
とりあえず出だし固いですけどね、芝居は固くないです。大きなテーマを抱えて、でも展開としては結構外されたりするので、「そうなの?」と引っかかってしまうか、「それもよし」と感じられるかは好みの分かれるところかも知れないけど、個人的に嫌いではない。この一個前、ほんとに固い芝居観たこともあり、あまり難しい気分にならず観ていられてそこはむしろ良かった。
たぶん割と若い役者さんたちは一生懸命演じているけど、そこに積み重ねた年代の重みとか違いとか出るときっともっと良くなるかなと思うのはこっちが年とったせい。素朴に役者の実年代の問題だけじゃないだろうけど、だから、これからも頑張って下さい、です。
そういう意味では得体の知れない皐乃さんの存在は結構効いていたと思うのです。
ここ近いし、たぶんまた行くんじゃないかな。
留言