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執筆者の写真村上晴彦

新宿眼科画廊


 演劇が上演される場所として、聞いたことはありました。偶然前を通りかかって、「あーこれが新宿眼科画廊」なんだと思ったこともありました。ですけど、実際訪れたのは今回が初めてです。どうも幾つかのレンタルスペースがあるらしく、地下へ行きかけてこれは違うと思い、今度は正面を通りながら奥へ行ってスペース0というところに辿り着く。そこは普通に展覧会が行われてまして、「あー画廊なんだ」と改めて思った。スペース0というところも、全体真っ白でレールライトやたぶん作品吊す用のアイテムなど備えた演劇もできるし、画廊としても使える多目的フラットスペースといったところでした。

 今回見たのは、劇団中馬式さんの『オルタナティブブライドブルー』です。「冬ぷち」にも出てくれたmanegoさん出るというので誘われまして。タイトルだけからだと内容想像しづらいんですけど、プライドでもブライトでもなくてブライドですから結婚を巡るおはなしです。実はここに至るまでにテレビで結婚にまつわる番組をこれまた偶然に何本か見まして、一つは結婚相談所に通う人達を追ったドキュメンタリーです。で、もう一つは「ウルトラマンX」『戦士の背中』です。隊長と結婚式を迎えるその娘のお話で普通に感動した。結婚に対する美しいイメージやら願望はたぶん今なおある中で、非婚化・晩婚化も進んでいるという日本。必ずしも結婚だけが人生とは言えなくなっているのだろう。なので、決して前のめりでない人たちが出てきたりして。これが現代的なのかな。芝居もスペース小さいせいもあってか、必ずしも前のめりでないスタイルだ。個人的な勝手な思いとしては仮面をつけない仮面劇、みたいな印象。全部が全部理解できたとは思わないけど、何が本当なのかって、なかなか見えないもんなんだよなと思った。

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