記憶にないから、たぶんここ初めてです。新橋演舞場というから素朴に新橋にあるのかと思ってましたが、住所は銀座、駅でいうと最寄りは築地とか東銀座になるらしいことを下調べしてて初めて知った。それだけあまり縁のなかったところなのですが、今回幸運にも劇作家協会の招待企画で、松竹の『喜劇 老後の資金がありません』を観る機会を得て、だいぶおのぼりさん気分で観に行ってきました。ついでに周辺も散策して、とかもう遠足気分で楽しんできました。
劇場は、入ってみると予想よかロビーが広くないかな、あとトイレもあんま広くないという印象。場内は、伝統芸能にも対応した提灯がたくさん並んだ造りでして、当然というか客席は低いので後ろの席だと見やすくはないかなあ、まあ贅沢は言いませんけど。タイトルからもわかりますが、なかなかシビアな内容ではあるので、自分も年齢的に手放しで笑えないとこあります。しかし、渡辺えり氏、室井滋氏という芸達者なお二人を主演に据えて、歌ありのダンスとかもありの、楽しめる舞台でした。
場内では弁当も売られて、本来はお弁当を食しながら観るというのもまた楽し、みたいな、ある種娯楽に徹したようなこういう空気は決して悪くないなと思った。小劇場ですととかくストイックに観ることを要求されることが多いので、こういうおおらかな雰囲気もいいなと思い、そこは学ぶものもあるんじゃないかと思う。道具立てとかお金のかかり方は参考にはなりにくいけど。高いお席だと小劇場2~3本分になるのでどっちを選ぶかは好みの問題にもなろうけど、¥3000の席とかもあるんだなーと(三階だけど)知ったので、それならまた機会があったら行ってもいいなと思いました。
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