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執筆者の写真村上晴彦

新宿 サンモールスタジオ


 久しぶりに来たのでちょっと探した。毎回探してるような気がする。あまりいい写真がないことに気づく。この突き当たりに劇場はある。サンモールスタジオです。劇団肋骨蜜柑同好会さんの『2020』観に行ってきました。神野剛志さんに誘われたからという、最近よくある事情です。この先もそういう観劇が続くんで、今度しがらみのないヤツに行こうと思った。

 映像込みで出演者の紹介を兼ねた体操的アクティブなオープニングから、全体的には脱力系とまではいかないけど比較的ゆるめの芝居、日常系というにはやってることが日常的なようでそうでもなくサスペンス的要素。んで情熱的ラストと、これがこの劇団のスタイルなのかどうか、初めてみるからわからないけど、これはこれでアリなんだと思う。だから、刺さる人には刺さると思うからそれはそれでいい。結局のところ全体像が明快に示されるわけでもないというあたり、とかもう少し全体コンパクトだと嬉しいかな、というのは個人的に感じた。

 元々150分と聞いていたので覚悟はしていたけど、小劇場で二時間半超て長いは長いなあ、とは思いました。前説聞いてたら160分になってたのは個人的にさすがにちょっとこたえた。休憩が二回で五分十分というあたりどうなのかしら、とは思いました。

 まあ、満席に近くお客さん入っていたし、こういう興業も成立するようになってきたのかな、と思うとそれはそれで明るい未来だ。行く前ちょっと気分重かったんだけど、終わって帰るころにはだいぶすっきりしていた。

 内容とか含めて、これまで通りの芝居の上演できなくなって、演劇はこれからどこに行くんだろう、ということ色々考えた。

 

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