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執筆者の写真村上晴彦

東池袋 あうるすぽっと


 日曜日、ちょっと時間が生まれたと思い、舞台を見ようかなと思った。とにかく殺人的に暑いので近くがいいと思って、近くで安いのを探した結果出会ったのが、『BLINK』です。劇場はあうるすぽっと、このクラスの劇場で今日び¥3500ならば、と思ってチケット買いました。公演HPを見ると、昨今のチケット料金の高騰を憂い、チケット一枚で二名様ご入場可能と書いてあった。直前に慌ててとったので、自分は一人だが、二人でみれば一人あたり¥1750とかなりお得になる。実際、これで必要経費大丈夫なのだろうか?など心配にはなるのだが、この心意気は良いと思った。終演後の舞台撮影可というのも客目線からするとありがたいはなしだ。で、撮った一枚が上の写真。

 でも結果として思ったほどチケット出ていないのだろうか、客席は後方左右とだいぶ塞いであった。前の中央に集めて、という思惑は理解するが、客のこと考えるなら、多様性の時代だし、いろんな人がいるので、席はあるだけ開放してくれたらありがたい、と隅っことか後ろが好きなむらかみはちと思った。

 全くの初見であるが、イギリスで当たった舞台の翻訳で、日本初上演だという。男女の二人芝居だ。けど会場広いので、OHPで投影をしたり、道具をおいて、あいだを出演者が走り回ったりと空虚にならないように工夫している。役者さんはひたむきに演じている。一方で、これでいいのだろうか、と思うのは、年寄りだからかなぁ。なんとも言えないけど、なかなか実験的な芝居なので、二人芝居といっても絡みというよか独白でつなぐ感じで感情移入しづらいところも危険としてある。ハマれば面白いし衝撃的なのかもしれないな、と思ってみてました。

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