区内で自転車通勤しているもので、平日の観劇は敷居が高い感はあるのですが、江古田だし近いからよいだろうということで、金曜夜に予約を入れてみました。途中、雷雨に見舞われて雨宿りした末に辿り着いた雨上がりのワンズスタジオです。
今回の舞台は、劇団一の会さんの『騙り語り』です。三人の出演者による、太宰治だったり中島敦だったり三編の朗読というか、最期に登場する坂口氏だけはノーテキストで演じていたので一人芝居というべきか。そこにキーボードの生演奏がついて華を添える。それぞれに持ち味を発揮してまして、朗読、ぽい構成とは言いながら、セットがどんと組んであるあたりにこの企画、このスタジオに対する思い入れというか心意気が感じられる舞台でした。
まだやってる筈なんですけど、満席ということで、興味があれば、次回見てみてくださいませ。そんなわけで、客席にも上演前から上演中までにぎわいが戻ってきた感じがしました。まあ、自分の場合、ひねくれてて開演前はそっとしといてほしいタイプなのですが、お客さんたくさん入って、劇場が盛り上がるのは素直に良いことだと思うんですよね。
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