夜から雨の予報とはいいながら、17:00時点でまだ曇り空だったにつき、自転車で現地を目指す。上演時間は約二時間。結果として、それでも雨はまだ降っていなかった。だから、この賭けはむらかみの勝ち。そんな些細なことから、例えば就職先を決めるといった人生の重大な問題まで人生は選択の連続。常に最善の選択肢を選び続けることは困難なものです。
職場が変わったので、中野に行くのはおよそ一年ぶりくらいだ。ポケットスクエアの一角、劇場MOMOに、『寓話のゴーグル』見に行ってきました。MOMOって、なんか割と空いてる勝手なイメージがあるんですけど、この日は満席でした。必ずしも演劇が時代の波にのれているかというとそうも言えない状況の中で、劇場が賑わっているのはいい。が、賑わっているが故の難しさもある、というのはこの日も感じた。
ある意味、舞台では日常あり得ないことが起こる、からそれはそれで面白い。使ってみたことないので詳しくはわからないけど、もの凄い性能のVRゴーグル。そんなものがあればいいんですけどね、というのと、でもいつかホントに発明されるのかな?という技術の進歩がもはや一般人の予想をはるかに超えている部分もあってそこは断定しづらい、です。
役者さんたちは、主演の寺島さんを筆頭に一生懸命演じている。変な色気とか嫌味とかあんまりない素直な演技で、だからそれはそれでいい。
個人的には、少々盛り込みすぎたきらいはあるかも、とは感じました。(今はまだ)あり得ないスペックのゴーグルが生み出すお伽噺、ファンタジーの部分と、純愛というある意味リアルな世界観と、どちらかに絞ってくれた方が良かったんじゃないかと個人的は思う。いわゆる障害のある人達と日常的に接している身としてはいろいろ思うところもあったというのは確か。でもそれはこっちの事情で。実は他にもこの日個人的にいろいろあったんだけど、全体としては、舞台についてとってもいろんなことを一度にたくさん考えた。
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