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執筆者の写真村上晴彦

大山 板橋区立文化会館


 いわゆる、演劇部の区大会に相当するイベントは、「板橋区中学校 連合学芸大会」という。一本45分の劇を二日間10プログラムという。なかなかにハードです。土日ではなく金土ということで(これにはまた色々事情があるんですが)、とにかく土曜日にはほぼ毎年顔を出している。裏で道具の移動とかやってること多いけど、今年は客席。普通に見ているつもりが、珍しく開会式で会長さんに紹介されてしまった。

 中学生の舞台は、技術的に発展途上なところもあるし、内容も教科書的というか、やや堅苦しい面もあると思う。でも、近年では高校演劇の戯曲もけっこう取り入れられてきてるし、いろんなものが出てきているかな、と思う。今年見た6本も、笑いもあれば感動もありで、どれも見応えがあった。この中から代表が選ばれ、次年末から年始にかけて都大会が大田区で開催される。中学演劇は、高校に比べるとまだまだ認知度が低いと思うけど、都大会ともなると、けっこう秀作ぞろいだし、無料なので多くの方に足を運んでほしいと思う。

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