板橋区立文化会館の小ホールです。いつもは中学生の芝居を観るところなんですけど、今日は劇団ふぁんハウスさんの『明日への旅路』観にいってきました。初めてですけど、福岡美佳さんご出演ということで個人的には意地でも行くという事情があった。
37回目の公演ということですが、記録を見ると公共施設での上演がメインのようです。区の後援がつくというのも色々背景があるのだろうと勝手に想像する。だからかな、全体にシンプルといいますか昭和的といいますか、オーソドックスな演技にストーリーなんですけど、役者間のバランスみたいなのはちょっと感じましたかね。
生演奏はいい。特に篠笛とか滅多に見ないから珍しさもあって良かった。決してゴテゴテはしてないんだけど、舞台はちょっと不思議に思ったことがあってよく計算されてるのかな、と思って見てました。全体的な印象としては、映像的と申しますか商業演劇的と申しますか、そういう作りだったような気がした。どちらがいいかではないけど、個人的にはもちっと舞台ならではの表現というか、濃厚な年月の重みとか人間の感情とかあっても良かったのかしら、とは思いましたけどね。だから、二時間半超というのはあの椅子でもやはり長いかなと思った。まあむらかみは何見ても二時間超えると長いと思う人間だしなあ。細かいとこ色々気にはなったんだけど、結構お客さん入ってまして、最後の歌などは客席との一体感あって良かったと思う。
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