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執筆者の写真村上晴彦

光が丘 IMAホール


 光が丘です。ここにホールがあるのは前から知ってますけど、中入るのは初めてです。しょっちゅう芝居がかかっているわけでもなく、これまで機会がなくって。でも今回ちょっとしたご縁がございまして、ミュージカル座さんのミュージカル『ルルドの奇跡』、観に行ってきました。「光が丘IMA」は、少し前に改装なって、前からなじんだレイアウトとだいぶ変わってました。IMAホールのある四階も、知らぬ間にフードコートになってました。

 入ったことなかったもんで、中そんな広くなくてドリンクもないかな、とか勝手に思い込んでたけど、ホールは五百席もあって、自販機もロビーにちゃんとありました。天井も高く舞台広い、立派なホールでした。だからまあ、なかなか普通の芝居かからないかもな。

 ミュージカル座さんと言えば、ずいぶん前に稽古場でクラスターを出したとのことで話題になったことを思い出す。そこからここに至るまでにたいそう苦労はあったのだろうなな勝手に想像し、だから「上演おめでとうございます」と心から言いたいです。

 ミュージカルとのことで、普通に芝居する場面もあるのかな、と思ってたけど、ほぼ全編歌でした。これがいつものスタイルなのかはわからないが、それはそれで潔いと思う。稽古とか大変だろうな、と思うけど。でも、曲に乗って進行するので、時間がたぶん回によって微妙に違ったりということも恐らくないだろうし、そこはある意味安心。

 物語は、実際にフランスにあるカトリックの聖地「ルルドの泉」を巡るもので、クリスチャンでない自分には、なかなか理解できないところもある。けど、職を失った人が職を得る、重い病に苦しんでいた人が治癒するといった奇跡のプロセスは、何だか現在のコロナ禍を彷彿させるものがあるなぁ、こういうことがホントにあったらいいのになぁ、と勝手に投影しながら観てました。そしてそれはもしかしたら本来の意図とは違うのかも知れないけど、本当の幸福というのは、世間の賞賛やら尊敬といった外からのものとは、また違うところにあるのかも知れないな、と感じました。

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