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執筆者の写真村上晴彦

「冬ぷち2022」『Reboot』


 ショートドラマリーディング+『Reboot』は、「冬ぷち」におけるぷち✕2シアターの演目で拙作なんですけど、概ね好評をいただいております。もちろん、客席規模十席弱の公演で、だいたいが親族とかむらかみの知り合いだったりするので、そこいらへんは差っ引いて受け止める必要がある。とはいえ、それなりにどっかで芝居やってて、今回初めてうちの舞台を見る客も中にはいるので、それなりの手応えはあったと、そこは手前味噌に思ってます。

 『Reboot』は大体五分くらいの短編五本に、表題である三行詩を最初と最後に加えた構成です。それぞれは元々別個に作ったもので、「再開を祝して」「真夜中の外交員」「赤の潜入作戦」「ヒーローはそこにいる」「クリスマスにははなお買って」となってます。今回書き下ろしたものもあれば、以前に書いたけど未発表のものなど織り交ぜている。どれも登場人物が二名なのは、コロナ対策とかも兼ねて、万が一当日誰かが欠けたとしても補えあえるように、との配慮もあるけど、幸いに誰一人欠けることはなくて良かった。二人芝居であるというのは、リーディングであれば、わかりやすくていいんだと思う。リーディングで一本の芝居にいろいろ人物出てくると、見てる方からすると誰が誰かわかりにくくなる危険はある。

 準備期間とかもろもろ考えて、台本持ってのリーディングという形をとりました。どっかで、台詞入れて立って動いて、というのをやりたかったという気持もあって、だから一本くらいできたら、とも思ってたんですが、今回これをやってみたら案外これはこれで形になったし、公演規模にも合っていたかしら。これが成立するのであれば、また色んな形の発表ができるんじゃないかと思えたのは収穫。

 これまた手前味噌な言い草かも知れないけど、最初に読み合わせた時点で勝負ありと思ってて、正直、manegoさん以外は初顔合わせなのでどんな反応が返ってくるかやるまで不安もあった。でも実際に読んでみたら、「じゃあこうしよう」みたいな意見が榛葉氏だとかmanegoさんだとか結構出してくれて、作品が役者さんに馴染んだ感覚があったのでこれはイケるんじゃないかと思った。まあ、自分で言うのは簡単ですけどね、最終的にはお客さんの感覚が大事なので。

 今年はもうないけど、来年は、もう少しお客さん入るところでやりたいと思います。


 


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