top of page
執筆者の写真村上晴彦

上井草 エリア543


 上井草という街は、十代の頃にずいぶんと慣れ親しんだところだ。存在自体は少し前から知っていたのですが、今回こちらのエリア543に、初めて行ってきました。だいぶ様変わりはしてますけど、やや閑散と見えますけど、ここはもう荻14のバスが通る駅前通り沿いにある。看板出ているので見つけるのは容易でした。

 階段降りて劇場に入る。公称で三十一席と決して広くはないが、舞台は小品には十分なスペースと思った。照明がレールライトなのは好みが分かれるかも知れない。ごついライトが吊られていない分、タッパが確保されるのは良いと思えば良い。


 ねむりねこプロジェクトさんの『ごじあおい』です。そこは全くのたまたまですけど。其之壱と銘打っているのですけど、旗揚げにありがちな未熟さとかなくて、役者さんはみんなしっかり演技しているので安定感があった。後半特に趣味というか技巧というか、そういう方向に走ったかな、結果として上演時間も長くなったかな、とは思う。この陣容であれば、役の入れかわりとか時空ジャンプいれずに、ストレートにいっても見応えある舞台が作れたのではないだろうかというのは個人的な感想。


 終演後、劇場を出て歩き出したら、受付にいた男性がわざわざ追いかけてきて声をかけてくれた。話をうかがってみると劇団の方ではなく劇場の管理人(支配人?)さんだった。どうもTwitterで以前関わりがあったことを覚えていてくれたみたいです。ありがたい話です。縁のある町だし、この劇場ともまた縁があればいいと思った。お名前くらいうかがっておくんだった。失敗。


閲覧数:39回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page