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執筆者の写真村上晴彦

赤坂区民ホール


 ここを訪れるのは、昨年以来で通算二回目です。赤坂区民センターという大きいビルの三階にホールがあります。今回は別角度から写真撮ってみた。先端がとがった大型客船を思われるようなフォルム。あのさきっちょでタイタニックごっことかしたら楽しいだろうなぁ、とかどうでもいいこと考える。

 前回もそうだったんですが、出演者の福岡美佳さんからご案内をいただきまして、劇団ふぁんハウスさんの『久美・美容室物語』を観に行ってきました。サイズからして、決して演劇向きとは言えない劇場ですけど、舞台は屋内のセットをきちんと組んであるのは立派だ。そんなちゃんと見てるわけじゃないけど、今やってる朝のテレビ小説を思わせるような昭和感漂う舞台。たぶん、こういうのがこちらのコンセプトなんだろうと思った。そう言えばなんですけど、作りもテレビ小説っぽいといえばぽいのかな、と今回思った。

 電子ピアノの生演奏との組み合わせもこちらのたぶん定番。メインテーマが「私の青空」というのは、有名な曲だけに、個人的には北村想氏の『私の青空!』のイメージとっても強くて、ザ・スズナリで見た舞台を思い出しました。

 場末感たっぷりの美容室、この業界も今こういう個人のお店はきっと経営大変なんだろう。そこで繰り広げられる物語は、古き良き昭和、て感じでハマるお客さんにはハマるだろうと思う。だからそのまた先に、というのは気になる人にはなるだろう。最後はしゃんしゃんで、いろんな意味で期待を裏切らないので安心感はあるけれども、きちんきちんとパズルのピースが揃っていく感が期待通りすぎて、ちょっと長いかなー、という感じはしました。むらかみ大体長いの苦手なもんで、すみません。休憩込みで二時間超えとかなら、休憩なしの二時間でまとめてくれるとありがたいなあー、とは勝手な願いですわ。

 前回は緊急事態、今回はまん防と、二年連続で難しい状況での上演となり、関係者の苦労たるや相当なものだったんだろうと思うけど、これからもがんばってくださいです。

 

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