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執筆者の写真村上晴彦

秩父 和銅遺跡



サクラ咲く和銅黒谷駅のホーム。

 またしても、秩父の市街地から電車に乗って、和銅遺跡まで行ってきました。ホームからして、和同開珎のモニュメントが設置されていました。駅を降りて、またしても登り。まあ山の中だから仕方ないです。細い道を、切り通しを抜けてなお上っていく。朝だからか、とにかく人がいない。たどりついた露天掘り跡も、人一人いなくて、ただ川のせせらぎのみが静かに音楽を奏でておりまして、感動を一人占めでした。

 この地で銅が採掘されたことをきっかけとして、日本最古の流通貨幣とされる「和同開珎」が鋳造され、年号も「和銅」とされたことは知られていますけど、教員免許社会だし、写真ではよく見ていたが、一度は行ってみようと思いつつ、遠いから今回が初めて。歴史のエポックに触れつつ、ここで銅を採掘していた名も残らない人々は、それが歴史に刻まれることをどこまで理解していたのでしょう?そんなことをちょいと考えました。

いつの時代も、大きな流れの中にはその他大勢の人の懸命な営みがある。それが歴史を作って

いくのだろう。舞台はそんな人たちの小さな日常にも、スポットを当てつづける。

今日もどこかで。そのうち何かやりたいと思う今日この頃です。

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