今日は一日休養ですわ。本番終わったもので。学校の行事で舞台をやっていた。秋はシーズンで、最近、小学校の演劇、中学校の演劇と、学校演劇を観る観たりやったりという機会を得た。学校における演劇は、「特別活動」といって、主に時期限定の学校行事で上演されるという形態が多い。あとは部活動ですね。
長年の変化というものはあるけれども、学校の演劇は、ある種一般の演劇とは違う世界である。携わっている皆さんは、それこそ頭が下がるくらい一生懸命やっていると思う。携わっている教員の多くは、当たり前だが舞台経験のない者が多い。そのせいなのかも知れない。たまに違和感を感じながらそれでも舞台を創っている。
どうして役者(子供)が横一線に並ぶのか、どうしてスポットを当てようとするのか、どうして言葉で説明しようとするのか、などなど。教育の一環だからと言えばその通りのところもある。良質な舞台とは何か、年に一度の行事のために掘り下げる余裕は現場にはない。だから、小林志郎氏のように、年に数度の特別な機会でなく、「シアター」ではなく恒常的な「ドラマ教育」を行うべきだという主張にも一理ある。
むらかみは、舞台が好きなので、今の枠組みの中で何ができるか、今日ももがいている。やっていると案外通じるもんだ。