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執筆者の写真村上晴彦

新しい一歩


 突然思い立って、大人の芝居をまた始めようかなと思った。去年、7年続けた中学校の演劇部が、部員不足で廃部になった。ダンスは盛況だが、演劇は流行らないのか?これからどうなっていくのか、たまに考える。電車に乗っても、自転車で街を走っていても、みんなスマホをいじっている。場所も時間も選ばず、自分の好きなところに指一本でアクセスできる世界。そんな時代に、一定時間「劇場」という閉鎖空間に観客をとどめて、外界から遮断する演劇が流行らないのも無理のないこと、と思ったりもする。

 もう何十年も関わり続けてきた。それでも、むらかみは舞台が好きなので、また自ら動いてみようと思ったのだ。「やったほうがいい」背中を押してくれた人がいる。そんなわけで、ちょっとずつ前に進んでみよう。どんな未来が描けるのか、まだよくわからないけど、このブログはその記録なのだ。

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