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執筆者の写真村上晴彦

コロナ禍でやる舞台 その1


 どんなに稽古を重ねて本番にのぞんだとしても、「これが完璧!」という舞台がないように、コロナ対策にも現状、完璧とか万全ということはない。仮に感染者を出さず終えたとしてもそれは、多かれ少なかれ結果オーライの世界なんだと思う。

 今日で無事、8月23日(日)の本番から二週間を数えました。これをもって、感染者を出すこともなく公演を終えられたと言っていい域に入ったんじゃないかと思う。これまで、舞台の報告に終始してきたんだけど、安全の担保はできたと考えて、少し長くなるかも知れないけど、ここまでのことを報告していこうと思う。クラスターを出すと大々的に報道され、袋叩きにあったりもするけれど、感染者を出すことなく終わった舞台に対して多くが語られることは少ない。万全というものがない以上は、規模の大小なり何なりを問わず、出さなくて済んだ事例を積み重ねていくことしか出来ない。でもそれはうちみたいな小規模公演でも大事だと思うのです。ほんとは、感染者が出てしまった時にその報告を詳細にすることも視野に入れてたんだけど、結果としては話題性に乏しいかもしれない事例の報告となりました。それはそれで良いことだ。

 関区民ホールという会場を予約したのは、2020年の二月のことです。たまたま日曜日がまるまる開いていたもので。夏休みだし、中学生を一校か二校呼びたいと思っていた。参加料もいくばくかを徴収しようかと考えていた。まだコロナがそれほど大々的に騒がれていない頃でした。けれどその後、二月末になって、突然の全国一斉休校という事態になり、だいぶ風向きが変わる。それでもまだその頃は、八月ならば少しは落ち着いているんじゃないかな、くらいに軽く見てました。実際には、三月を過ぎても休校は解除にならず、逆にGW開けまで緊急事態宣言、そして外出の自粛といういわゆる第一波となる。うちのドラマ=リーディングも、区の施設の貸出停止により、三月を最後にリモートでやることになる。

その2につづく

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