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執筆者の写真村上晴彦

江古田 兎亭


 行ってみたら、隣が更地になってた兎亭です。うちのすぐ近くでも今建設工事やってますが、さいきん工事多いなー。元々は谷間でそういう予定ではなかったのですが、主宰である原田氏から案内を頂いたもので、お気軽に。リーディング公演に行ってきました。この何日かで、リーディング公演とモノローグドラマの公演を何回かやっている。相変わらず手広いというか精力的な方です。

 王道というか、テキストを手にして、文学作品をいくつか(短いからいくつも、かな)数人で朗読するというスタイルです。あとでパンフレット見てみると(むらかみは終わるまでまずこの手のものは見ない)青空文庫などから全部で9本。たくさんあるなと思いつつ、一本が短いから一時間とちょっと。一時間20分くらいやってたかな。なかなか散文を読むのは難しいので自分でやろうとはあんま思わないし、見るのも芝居とは違う神経使うのでたまに辛いときあるんですが、今回はわかりやすかった。たぶんにこっちの状態によるのかもしれませんけど。これでお値段¥1500というのはありがたいです。でもコロナの影響もあるのか、あまりお客さん入ってなくてそこは残念でしたかね。

 直接の関係はないけど、短編オムニバスというものについて私事でちょこっと考える機会があった。原田氏の進行は、氏の人柄もあって、余計な言葉あまりなく、低い声で淡々と進み、安心感がある、とあらためて思った。余分な情報を見る前にあまり入れたくない身としてはありがたい。もちろんこれは、自分が普段の原田氏を多少なりとも知っているからかもしれない。

 オムニバスをやる場合、演目と演目の間に、今回のように進行役の言葉を挟む、無言のまま次へ進む、ちょっとした小芝居を挟む、などなどいろいろあるんですけど、むらかみの場合、キホンは自分がつなぐスタイルでこれまでやってきて、たぶんこれからもそうなんだろう。まあ、何が正しいかってことではないし、その方法はそれこそ好きにやってもらっていいと思う。ただ、演目の演者さんたちが、気持ち良く入れたらいいのかな、って思った。

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