四谷 シアターウィング
- 村上晴彦
- 2 日前
- 読了時間: 2分

シアターウィングです。ここを訪れるのは初めてではないが、純粋に観劇で来たのは今回が初めて。過去にはワークショップだったり交流会だったりで、三年半ぶりの公演と謳っているから、そういうことなんですね。シアターウィングさんの『レアル・オブ・ドリーム外伝』見に行ってきました。改めて劇場として見てみると、可動式の客席は高さがあって見やすいです。
シェイクスピア『テンペスト』のオマージュといいまして、登場人物や設定にその痕跡はあるものの、そんなにオリジナルぽくはなくて、一つの独立したおはなしと感じました。「スピリチュアル」とは言いますが、作・演出の別役氏がスピリチュアルに興味があるとは初めて知ったのですが、個人的にはそんな難しさを感じることもありませんだした。今どきはけっこう流行りで一ジャンルとも言える「異世界転生」的なファンタジーてな感じがしました。
幕明けも終幕もあいさつだの前説だのなく、とってもシンプルなのは好きです。元がシェイクスピアということで、それなりに尺もあるのかと思ってましたが、さほど長くなくてああそろそろ終わりかしら?のタイミングで幕なのは、昨今引っ張り過ぎと思う舞台に結構出会うことを考えると良かったと思いました。出がけは嵐というほどではないが雨で、劇場を出ると雨あがって晴れ間が見えているというロケーションがまた芝居にマッチしてるなぁと思いながら帰途につきました。
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