池袋 シアターミクサ
- 村上晴彦
- 2021年10月11日
- 読了時間: 2分

別に狙ったつもりはないのですが、たまたまこういう巡り合わせになりました。今回は、池袋にできたミクサライブの一角。シアターミクサというところです。この前日訪れた北とぴあのドームホールは、元がプラネタリウム。そして今回は元が映画館。たぶんシネマサンシャインだったところと、二日連続で居抜き物件みたいな観劇の土日になりました。そして何故だかどちらもビルの六階。
シートは肘掛けにドリンクホルダーとかついてるから、たぶんほとんどそのままなんだと思う。映画館だから椅子も柔らかいし、割とゆったり座れる。こういう形で劇場として存続していくというのもありなんだろうと思う。
今回見たのは、場違いかもというか、『放課後戦記2021~血塗られた首謀者』です。市川美織さん主演映画の舞台化なのか、舞台が先なのか。そういう演目です。なのでお値段お高め。通常むらかみが見ているような小劇場ほぼ二本分ですので、コスパとしてはどうなの、とも思いますが、昔なじみの真田うるはさんご出演ということで、奮発してみたというわけです。それにしても、延期につぐ延期を経て今回の上演、ということで、出演者の皆さまにはほんとおめでとうございます、と言いたいところです。
で、アナウンスなり前説なり当然来るだろうと思っておったのですが、もうほぼ定刻で、客入れのBGM消えるとともに暗転、開演。観る側にも、異世界へ入るための心の準備は必要だと思ってて、だから開演前はそっとしといてくれた方がありがたいとたまに感じる自分としてはとっても良かった。
そこは漠然と勝手なイメージにより、もう少しショーライクなのを想像していったのですけど、意外とシビアでサスペンスな世界観でした。登場人物結構多いけど、それぞれにそれなりの役割も振られていて、そういったところは良かったのではないでしょうか。席数絞っているとは言え、完売御礼で、自分が好んでまた行きたいと思うかどうかはさておき、需要があって、劇場に活気が生まれるならばそれはそれで良いことだと思う。
で、劇パートの後には歌とダンスのステージ。ここでペンライト振ってもいいよ、という設定。実際、振ってる人もいたし、ただこういうご時世で控え目ではあるので、そこは舞台と客席一体となって盛り上がれたらほんとはいいんだろうなと思うのです。構成としては、そこはクロスオーバーというかミックスというか有機的に芝居と歌とダンスと混ぜられたらもっと面白かったかもな、と個人的には思うのですが、滅多に見ない世界ではあるので、これはこれで興味深いものありました。
Comments