「ぷちフェス7」エリア543
- 村上晴彦
- 1月13日
- 読了時間: 3分

「ぷちフェス7」は、上井草のエリア543にて開催でした。一度使ってみたかった劇場でして、富士見台のアルネも興味あるのですが、うちの公演としてはこのくらいが丁度良いのかもと思い、対応も丁寧なので、また機会があればまた使ってみたいと思ってます。
土曜昼夜日曜昼の三回公演は、初めてじゃないかと思う。しかも、三回それぞれに微妙に出演者や演目が異なるというこれもまた面白いなと思った。
今回は、シェイクスピアアクターズカンパニーの柴﨑紀美氏に提携をお願いした。シェイクスピアを題材とした演劇教室などを開いていて、発表の機会があってもいいんじゃないかということで。最終的には『マクベス』の一節を朗読する形に落ち着きました。もう一つは、むらかみの作による柴﨑氏と自分の共演です。『Which do you like?』という短い二人芝居です。過去に何度か打診をして話はあがりながら実現しなかった企画もあって、今回は二人でやることを前提に書いた初の作品です。細かいミスもあったり毎回微妙に違ったりしたけど、それはそれでまた緊張感があって、上演できて良かった。また次なんかできたらいいなと思ってます。
ぷち✕2シアターは、土日で出演者と演目が微妙に違うけど全部で超短編をリーディングの形で五本。土曜日は出演者が三人で三本、日曜は四人に増えたから五本。いずれもむらかみの作でした。そのうち動画公開しようかと。出演者の半数は今回初舞台でしたが、とっても意欲的に取り組んでくれまして、稽古の度に芝居が良くなった。今回はリーディング形式でしたが、そのうち台本なしとかやれたらいいなと思った。
ゲストさんですけど、原田達也氏のユニットは、元々土曜のみをお願いしていたが、最終的には全回出演となった。モノローグドラマの朗読を毎回ちょっとずつ変えて五種類。そんなこともありまして、日曜は二人で頑張ってくれた。感謝してます。
練馬大根一味さんは、自分たちの公演との絡みもあり、土曜夜のみで『イルカショー』を上演してくれた。時間ない中で来てくれて、全体に朗読多い構成の中で異彩を放っていました。変わらずの安定した三者のアンサンブルでした。
初登場の榛葉弘行氏は、江戸川乱歩『人間椅子』の朗読で参加。一人で読むというのは大変なので自分でやろうとは思わないのですが、独特の世界を持ち込んだなと思う。
そして最後にコラボですね。スペシャル=コラボ=リーディングは、むらかみの作によるこれまた短い作品を、所属や団体の枠を超えて、出演者みんなで読んでみるという企画でして、だからほぼ初見です。この即興性の高い試みはなかなかに好評でして、最後の締めとしてはとっても良かったと思ってます。
そんなわけでして、前から馴染みの方も初めての方も、来てくれたお客さんや劇場スタッフさんなど、いろんな方の力を借りながら、「ぷちフェス7」終えることができました。今年はまた、「ぷちフェス8」でお目にかかりたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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