小竹向原 アトリエ春風舎
- 村上晴彦
- 2021年11月14日
- 読了時間: 2分

真ん中の白い柵の先は螺旋階段で、そこを降りていくとアトリエ春風舎。うちからも駅からも近いんだけど、毎回迷うなぁ。しかしこの、不思議な世界に迷い込んでくようなたたずまいはわりと好き。お布団さんの『夜を治める者』見に行ってきました。なんでこれに行ったかというと、主に場所柄とお値段でした。最近小劇場を見てもコロナ前よかお高くなったかなーと感じる値上げの秋。素朴に¥2500というのはありがたいです。
例によって真面目に内容をチェックせずに予約入れるもんで、あとから気がついたのですが、この演目は「ワーク・イン・プログレス」とありまして、制作途中版という意味らしかった。だから安いんだーと思ったけど、これはこれでちょっと「つづく」感あるけど、一つの世界を創り上げているから良いと思った。珍しく連れがおったのですが、そちらの方は、いたく感心しておりましたのでつけ加えておきます。
制作途中版というくらいだから、当然次に「完全版」的な上演があるわけで、だからここで内容を多くかたりはしませんけど、元ネタがあるというのはなかなか難しくて、それ故に自分でやろうとはあんま思わない。それが有名であればあるほど、イメージに(観客が)とらわれやすいので、一歩間違うと「普通にそっち(元ネタ)見たほうがいいじゃん」となりかねないので。
こちらの舞台は当然完全再現ではなくアレンジではありますが、別にそこ前面に押し出さなくても成立するものを個人的には感じました。なので次、どうなるのか、今回のラストからさらに続き的なものが加わるのか、今回文字やセリフで語られるのみであったところが詳細に場面として描かれるのか、全く別なものがついてくるのか、そこらへん気になるところではあります。
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