「ぷち✕2夏まつり」は、当日も含め、専任スタッフゼロでの公演でした。単純にいたら楽だろうとか思うけど、手配つかなかったし。むらかみとしては、お客様と接することを大切にしたいから自分でやるとの思いもある。
今回は、うちを含めて六団体で30分の芝居が6本。間に換気と入れ替えのため約20分の時間をとった。それでもなんとかこれだけのことができて良かったと思う。敢えて名前を挙げるけど、役者のほか、チラシや音楽を担当し、当日は受付にも立ってくれた大野さんと星野さん、この二人の頑張りは本当にデカかった。
サポーターの皆さんには、滞在時間を短くするために、本意ではないが今はしょうがないと考え、なるべく単一プログラムのみの観覧を推奨した。感染の拡大と準備期間が重なっていたため、大々的に宣伝もしていないし、むらかみ自身もごく少数の知人にしか声をかけていない。
これは、何事もなく終わった今だから言えることではあるが、客席数二百で関係者は25名ほどだったから、70人くらいは入れる余地はあったわけで、もっとたくさん呼べたら良かったとは思うが、現状これだけのことがやれたことには満足すべきだと思っている。どの回も、関係者20名ほどは客席で見ていたので、それでもやった感はあったし、うちの上演時にも拍手がありがたかった。数少ない自分のサポーターから、「やっぱり生の舞台はいい」と言ってもらえたことは貴重な財産である。
当然、バラシ終わったら即解散で、打ち上げなどはなし。ほんとは団体の枠を越えて出演者同士がコミュニケーションをとる時間も欲しかったけど、それは断念している。次がまたあるなら、考えてみたいと思う。
六つの団体がそれぞれにサポーターを受け付けているため、こちらで最初に提示したプランが徹底しなかった面もあった。どうしても、上演前後の客席が明るい時間には会話をしたり、マスクを外してしまう方もいて、やむを得ず何度かお願いすることもあった。ほんとはワイワイガヤガヤやってもらって結構、と言いたいところが現状そうもいかないので、今後の課題である。
小規模ではあるけれど、サポーター(お客さん)を入れて上演を行えたという事実が、今は大切だと思う。うちに限らず、こういう積み重ねが演劇全体の活性化に多少なりともつながればいいと思う。そんな思いで長々と書いてきたけど、これで最後くらいにしようと思う。またなんか思い出したら書くけど。また、芝居見たり、リーディングやったり、ホン書いたりと次のこと考えることに移行していくつもりでいる。
「ぷち✕2夏まつり」に多少なりとも関わって、あそこの企画は信用できる、とか面白いことをやってくれる、なんて考えて次やる時に手を挙げてくれるような方が少しでも出てくれたら、有難いかぎりである。
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