座・高円寺

　写真は晴れた日の座・高円寺ですけど、その日はあいにくの雨でした。それも結構な降りだったので、悩んだ末に自転車を諦めて路線バスで行くことにしました。トリコ・Ａ新作のためのリーディング公演、演題は『明るい未来と息苦しさを提供します』です。こちらは、出演者やらスタッフやら公募での上演らしく、たまたま親交のある土田氏が制作で関わっているとのことで案内を頂きました。リーディングと言っているけど、座・高円寺で￥1500というのは良いなと思って見に行きました。

　舞台上には椅子がいくつか、普通にそこに座ってやるのかしら、と思ってましたが、出演者さんたちは本持たずに出てきて、普通にお芝居を始めました。あーそういうことなんだなと思って見てました。音響はなく照明も普通の作業灯で、幕もなくて、逆に奥の壁とか扉とか色々見えるのが個人的にはかえって新鮮でした。上演時間も40分くらいかしら、あら、ここで終わるんだ、みたいな感じでもっと濃密なものを期待している方はまた違った感想を持つのかも知れないですけど、長過ぎるんじゃないかと思う舞台にも時折出会うので、これはこれでシンプルで良いなと思いました。